習慣・自己管理

癖のある勉強法8選。簿記ゼロから会計士試験に受かるまで

2026年9月27日更新 約7分で読めます 文・福井龍介(Ryu)/POTEX株式会社 代表取締役

「僕が実践した勉強法8選」の文字。慶應生・海外大留学・公認会計士合格、フィットネスバイクで勉強するRyu
簿記の知識も英語力もゼロの状態から、公認会計士試験の合格と海外大学への留学までたどり着きました。もともと集中力は続かないし、やる気も出ない。地頭も普通です。変えたのは勉強法だけでした。この記事は、YouTube『Ryuの自己管理室』で公開した動画を読みものにしたものです。少し変わったやり方も混ざっていますが、そこが効きます。

簿記の知識も英語力もゼロの状態から、公認会計士試験の合格と海外大学への留学までたどり着きました。もともと集中力は続かないし、やる気も出ない。地頭も普通です。変えたのは勉強法だけでした。この記事は、YouTube『Ryuの自己管理室』で公開した動画を読みものにしたものです。少し変わったやり方も混ざっていますが、試す価値はあります。

勉強法は、
変えれば結果が変わる

なんとなく昔からやっているスタイルのまま勉強している。それがいちばんもったいないと思っています。人と同じやり方でやってたら、同じような結果しか出ない。だから少しだけ癖のあるやり方を入れて、周りと差をつけにいきます。

どのくらい変わるかというと、僕の場合はこうでした。簿記の知識がゼロの状態から会計士試験の1年合格コースに入り、そのまま合格しています。英語も、話せないところからTOEFLで2ヶ月で90点まで持っていきました。元のポテンシャルからすると、勉強法にこだわっていなければどちらも届いていなかったと思います。地頭ではなく、やり方を変えただけです。

先に8つを並べておきます。全部やろうとしなくていいので、自分に合いそうなものを1つ今日から試してください。それがうまくいったら、またここに戻ってきて次の1つを選ぶ。この順番でやるのがいちばん続きます。

#やり方いつやるか
1夜に暗記したら、そのまま布団にダイブする寝る直前
2朝の徘徊ブツブツ。前夜の内容を歩きながら口に出す翌朝
3エブリデーぼっちテスト。ストップウォッチで区切る机に向かう前
4人形に向かって説明する理解が怪しいとき
5立って勉強する長時間座る日
6動きながら勉強する集中が落ちたとき
7覚えたい部分が来たら、大仏になる(10秒止まる)読んでいる最中
8復習の間隔を決めておく習った直後から

この記事は動画『周りと"差"をつける科学的勉強法8選』をもとに構成しています。全編は14分です。

夜に覚えて、
朝に口から出す

1. 夜暗記したら布団ダイブ

寝る前に、薄明かりの部屋で覚えたい論点や英単語をやります。何の情報も入れずにそのまま寝る。歯磨きなど寝る準備を挟むのは構いません。ただ、スマホで新しい情報をたくさん入れるのは避けます。僕は、寝る直前に見た内容のほうが翌朝まで残りやすい感覚があり、この順番にしていました。夜の組み立て方は夜のルーティンは90分で組むにまとめました。

2. 朝の徘徊ブツブツ

1とセットで使います。寝る直前に見た論点を、翌朝、歩きながら自分の言葉で説明する。僕は受験生のころ、布団にダイブする直前の論点をスマホで撮っておいて、朝散歩のときにそれを思い出しながら口に出していました。

やってみると、うまく言葉にできない箇所が必ず出ます。そこで写真に戻って確認して、もう一度自分の言葉で説明し直す。これで、なかなか覚えられなかった論点が一撃で入ります。読み返すだけでは、分かったつもりのまま通り過ぎてしまうところが、口に出すと全部あぶり出されます。

1つ注意があります。歩きながらブツブツ話す、これ完全に不審者です。通報されたくない方は両耳にイヤホンをつけてください。電話しているふりをすれば大丈夫です。僕は英語の練習も、この形で1人でやっていました。

夜に覚え、眠り、翌朝に歩きながら説明する勉強の流れを示した図解

時間を区切って、
外に出す

3. エブリデーぼっちテスト

毎回の勉強時間を、ストップウォッチで測ります。僕の場合、午前中は60分、午後や生産性が落ちてきたタイミングは25分か30分。その時間内はテストと同じように集中します。目に見える位置にストップウォッチを置いて、今何分かが分かるようにしておくのがポイントです。

「時間を区切ることで集中力を向上させること」と表示された動画の画面
図1. ストップウォッチで区切るのは、集中を上げるため(動画『周りと"差"をつける科学的勉強法8選』より)

これは立派なテストなので、SNSは当然見ませんし携帯も触りません。これをやると決めたら、その時間内は他のことには一切手をつけない。自習でいちばん崩れやすいのは、お尻が決まっていないところです。ダラダラしたり、来た連絡を返したりして時間が溶ける。先に終わりを決めるだけで、そこが止まります。集中の入り方はフロー状態の入り方に書きました。

4. 人形と参考書だけが友達

これは家以外で絶対にやらないでください。僕は家族に見られて、頭がおかしくなったと思われました。やり方は簡単で、机の上に好きな人形を置いて、事あるごとにその人形に向かって話しかけるだけです。

ふざけているようですが、超おすすめできる勉強法です。アウトプットは勉強の効率を大きく上げますが、人に説明しようにも聞いてくれる人は限られるし、紙に書くのは面倒で時間がかかる。そこで人形です。アウトプットの対象は、人である必要ありません。

黒板にチョークで旗が描かれ、「アウトプットすることは」と表示された動画の画面
図2. 学んだことを外に出すと、使える知識になる(動画『周りと"差"をつける科学的勉強法8選』より)

人に教えるには、学んだ内容を理解して、自分の言葉で分かりやすく説明し直す必要があります。簡単そうでいて、やってみると難しい。だからこそ論点が整理されて、使える知識になります。

この方法は応用もできます。人形に話しかけた音声を録音しておけば、移動中や風呂で聞けます。録音している時点でアウトプットになっていて、聞き返す時間はインプットになる。同じ時間を2回使えるのが大きいです。

英語の勉強にもそのまま使えます。人形に向かって英語で話して録音し、あとから自分で聞き返す。普段は客観的に見られない発音、話すスピード、使っている語彙のレベル、文法の癖が、全部見えます。最初は自分の発音が汚すぎて聞きたくないのですが、その恥ずかしさに1回勝つと、あとはどうでもよくなります。

座らずに、
動きながら勉強する

5. 立って勉強する

長時間座っている人は、30分だけでもいいので立って勉強する時間を入れてみてください。座りっぱなしだけでなく、立ちっぱなしも避ける。僕は、同じ姿勢を取り続けるっていうことは避けた方がいいと考えていました。

スタンディングデスクを買うのがいちばん早いのですが、お金をかけなくてもできます。僕は留学中、机の上にダンボールでかさ増しして立って勉強していました。すぐに効果を感じなくても、長く続けると差が出ます。

6. 動きながら勉強する

癖が強いのはこちらです。僕は受験生時代、エアロバイクを漕ぎながらテキストを読んでました。ステッパーと呼ばれるフミフミする台を使っていた時期もありますし、ひどい時は自分の部屋を歩き回りながら読んでいました。

ポイントは軽くやることです。というよりむしろ軽いほうがいい。ステッパーを無意識にペコペコ踏む、軽くバイクを漕ぐ。器具が何もなければ、立って少し歩きながら教科書を読むだけでも構いません。運動そのものの強度の決め方は体力をつける習慣TOP20にまとめてあります。

覚えたい部分が来たら、
大仏になる

覚えたい部分で読むのを止め、目を閉じて10秒休んでから再開する流れを示した図解

7つ目はシンプルです。教科書を読んでいて、ここは覚えたい、また忘れていた、という論点にぶつかったら、数十秒ぼーっとする。大仏です。僕は平気で10秒くらい目をつぶります。プチ瞑想のようなものです。

勉強の合間は目と頭を使わずに休むのが大事、という話をよくしていますが、これはそれを勉強中に差し込むイメージです。情報をシャットダウンすると、ノンストップで脳に叩き込み続けるよりも、記憶の残り方が良くなる感覚があります。

ただし、これは僕が主観的に効果を感じてやっていることです。5分10分の休憩をちゃんと取るほうが大事なので、この10秒はやりたい人がやるくらいで構いません。

復習は量より頻度

最後は癖なしの、大真面目な勉強法です。癖のあるやり方を集める企画にこれが入っているということは、それだけ外せないということです。

復習は量よりも頻度の方が大事です。僕は、2時間かけて1回だけ復習するよりも、15分ずつ何度も触れる形にしていました。短くても、忘れかけたところで繰り返すほうを優先します。量と質のどちらを優先するかは、量と質を1日ずつ振り切って比べた記録に書きました。

僕が実際に回していた間隔はこうです。

回数タイミング
1回目習った直後
2回目1日後
3回目3日後
4回目7日後
5回目14日後
6回目1ヶ月後
7回目以降1ヶ月ごと

僕は復習の予定を管理するシートを使っていました。何をいつ復習するかを先に決めておけば、毎日迷わず回せます。ただし、この間隔が全員の正解ではありません。個人差があるので、まず試してから自分に合う形に寄せてください。学習相談で多かったのは、授業は消化しているのに過去に習った論点が定着していない、という悩みでした。原因は、復習の量より頻度にあることが多いです。記録の付け方は習慣トラッカーの作り方が使えます。

よくある質問

8つのうち、どれから始めればいいですか

自分に合いそうなものを1つだけ試してください。夜の暗記を選ぶなら、翌朝に口から出すところまでセットにします。うまくいったら、またこの記事に戻って次の1つを選べば十分です。

暗記のあとに、歯磨きをしてもいいですか

歯磨きなど寝る準備をするのは問題ありません。僕が避けていたのは、スマホを見たり新しいことを始めたりして、暗記した後に別の情報をたくさん入れることです。

スタンディングデスクは必要ですか

必要ありません。僕は留学中、机の上にダンボールを置いて高さを足していました。立つことより、同じ姿勢を取り続けないことが大事です。

復習はどの間隔で始めればいいですか

僕は、習った直後、1日後、3日後、7日後、14日後、1ヶ月後、その後は1ヶ月ごとで回していました。ただし個人差があるので、これは出発点です。試しながら自分に合う間隔へ調整してください。

動きながらだと、内容が頭に入りません

読む内容によります。僕も、初めて習う論点や計算問題は座ってやっていました。動きながらに向いているのは、一度やった範囲の読み返しと暗記ものです。新しく理解する作業と、思い出す作業を分けて考えてみてください。

動画で見る

周りと"差"をつける科学的勉強法8選

全編を動画で見る

チャンネル『Ryuの自己管理室』(登録者16万人)で、自己管理と習慣化のメソッドを発信しています。

続けるところまで、
一人でやらなくていい。

現在地と目標をお聞きし、あなたに合う伴走の形をご提案します。
無理な勧誘は行いません。

LINEでお問い合わせ

友だち追加後、トークで「無料相談」とお送りください。

プログラムの内容を見る