習慣・自己管理

モチベーションが続かない人へ。行動を続ける7つの方法

2026年10月1日更新 約5分で読めます 文・福井龍介(Ryu)/POTEX株式会社 代表取締役

「やる気に頼らず続ける 行動を続けるための工夫」の文字。本を積んだ机でノートに書き込むRyu
頑張りたいのに頑張れない。変わりたいのに変われない。心の中に2人の自分がいるように感じることがあります。でも、人はもともと多面的です。動画では「やる気を1年間継続させる」と題しましたが、冒頭で訂正しました。1年間やる気を保つことはできなくても、1年間やるべき行動を続けることはできます。そのための7つを、話した順番で紹介します。

頑張りたいのに頑張れない。変わりたいのに変われない。心の中に2人の自分がいるように感じることがあります。でも、人はもともと多面的です。動画では「やる気を1年間継続させる」と題しましたが、冒頭で訂正しました。1年間やる気を保つことはできなくても、1年間やるべき行動を続けることはできます。そのための7つを、話した順番で紹介します。

この記事は動画『【目標があるのに怠ける人へ】やる気を1年間継続させる7つの方法』(8.9万回)をもとに構成しています。全編は42分です。

モチベーションではなく、
行動を続ける

1年を通して、毎日同じ気持ちでいることはできません。面倒な日も、怖い日も、逃げたい日もあります。起業、資格試験、仕事をしながらの子育てなど、大事な挑戦ほど不安や痛みを伴います。

目指すのは、気持ちを高く保つことではありません。気分が乗らない日にも、必要な行動へ戻れる状態です。動画で話した7つは、次のとおりです。

行動を続けるための7つの方法を同じ重要度で並べた図

1〜2。目的と痛みを受け入れ、
楽しさを増やす

1. 腹落ちする目的を書き、痛みを受け入れる

行動が続くのは、気持ちの高め方が分かったときではありません。「何のためにやるのか」と向き合い、この目的のためなら不安や苦痛も引き受けると決めたときです。

今の目標を書き、その理由と、達成したあとにどんな人でありたいかを考えます。目的は、最初から完成していなくて構いません。ノートに書き、時間をかけて更新します。

ノートに手書きしている手元と、達成したあとどうなりたいのかという問いが表示された動画の画面
図1. 目的を掘るときの問い。達成したあと、どうなりたいのか(動画『【目標があるのに怠ける人へ】やる気を1年間継続させる7つの方法』より)

僕が19歳で公認会計士を目指した理由には、会計という共通言語を身につけたい、海外で働きたい、自分で生きていける力が欲しい、高校野球でやり切れなかった悔しさを取り返したい、自分にもできると証明したい、という思いがありました。英語学習やYouTube、事業を続ける理由も、その都度掘り下げてきました。

2. 苦痛を消すのではなく、楽しさを上回らせる

継続に「面倒だ」「やりたくない」という感情はつきものです。その感情をゼロにしようとするより、それを上回る楽しさを作ります。

たとえば、30分で覚えられる英単語数を競う。英語の点数を友人と比べる。習慣トラッカーを塗る。記録をゲームに変え、自分の好奇心を使います。僕にとって、人生のプロジェクト、YouTube、会社はゲームのようなものです。監査法人を辞めるときは、公認会計士試験へ約3500時間を使ったあとだったので怖さもありました。それでも、より面白いと思う道を選びました。

ゲーム化の8つの切り口は、努力を楽しく続ける方法で詳しく説明しています。

進歩を見える形にするなら、習慣トラッカーの作り方も使えます。

3〜5。環境を使い、
始める量を小さくする

3. 強制力のある環境へ入る

時間の使い方を自由に決められる人ほど、締切や約束がないと先延ばししやすくなります。仲間と約束する。勉強するコミュニティへ入る。必要なら指導を受ける。やらざるを得ない状況を、自分で作ります。

ただし、外からの圧力だけで長く続けることはできません。環境は始めるための後押しです。1つ目の目的や、自分が選んだという感覚と組み合わせます。

4. 「努力の脳」を後から作る

「努力の脳」は、動画のサムネイルのために僕が作った言葉で、科学用語ではありません。ここで言いたかったのは、努力しやすい状態は生まれつきだけで決まらず、日々の行動で整えられるということです。

やることは2つです。1つ目は、睡眠、運動、食事、マインドフルネスを整えること。2つ目は、少しだけ不快な行動を毎日することです。いきなり大きな負荷をかけず、昨日より少し踏み込む経験を重ねます。

睡眠の時刻を整えるなら、90分で組む夜のルーティンから始められます。

5. 始める量を豆粒レベルまで小さくする

5分だけやって終わっても構いません。筋トレなら、ベンチプレスを10回だけして帰る日があってもいい。始めるまでの抵抗を小さくします。

動画では、始めるまでの手間を20秒減らす「20秒ルール」も紹介しました。教材をすぐ開ける場所へ置くなど、始める前の手順を減らします。

さらに、いつ、どこで、何を、どれくらいやるかを決めます。「朝食が終わったら机で5分読む」のように、すでにある習慣を合図にします。僕も朝の行動をつなげていますが、最初から全部を組んだのではなく、少しずつ足しました。

6〜7。理想の自分を定義し、
失敗を確率で見る

6. セルフイメージを先に変える

James Clear氏の『Atomic Habits』には、望む結果だけでなく、どんな人でありたいかを決める考え方があります。早起きをしたいなら「早起きできるようになりたい」で止めず、「僕は早起きする人だ」と理想の自分を定義します。

最初は違和感があります。その違和感を受け入れ、理想の人なら選ぶ行動を1つ取ります。幸せな人のように微笑んで歩く。健康を大事にする人として昼食を選ぶ。行動が、自分はそういう人だと裏づける証拠になります。寝る前や起きたあとに5分ほど書き、今日できたことも残します。

セルフイメージを変革するという見出しとともに、理想的な行動を取る確率が高まると話している動画の画面
図2. 理想的な行動がセルフイメージの証拠になる(動画『【目標があるのに怠ける人へ】やる気を1年間継続させる7つの方法』より)

7. 自己管理を確率で考える

どんな方法を使っても、毎回100%うまくいくことはありません。比べるのは、完璧な人ではなく過去の自分です。長い期間で見ると、成長は一直線ではなく、上下しながら進みます。

たとえば早起きできなかった日に、自分を責めて終わらせません。入浴を寝る90分ほど前にする。夜の照明を暗くする。軽くストレッチする。失敗した原因を振り返り、条件を1つだけ変えて、翌日に戻ります。技術で変えられるのは成功の確率であって、失敗をゼロにすることではありません。

できなかった日、原因を振り返る、1つだけ直す、また戻るという自己管理の循環を示した図

最後に戻るのは、やはり目的です。何のためなら、面倒さや怖さを受け入れられるのか。行動を続ける過程にも価値を見つけ、夢中になれる形へ変えていきます。

この動画と記事は、心身がおおむね健康で、さらに目標へ進みたい人を想定しています。治療中の方や、日常生活に支障が出るほどつらい方は、自己管理の方法だけで解決しようとせず、主治医など専門家の方針を優先してください。目標や生産性は、人生の一部にすぎません。

よくある質問

モチベーションがない日は休んでもいいですか

休む必要がある日は休んでください。続けるとは、毎日同じ量をこなすことではありません。5分だけ行う、量を減らす、翌日に戻るなど、長い期間で行動が途切れない形を選びます。

5分だけで終えたら意味がありませんか

意味はあります。5つ目で話したのは、始める量を豆粒レベルまで小さくすることです。5分で終えてもよく、始められる日が増えたあとに少しずつ量を増やします。

強制力のある環境に頼りすぎませんか

環境は始めるための後押しとして使います。外からの圧力だけで続けようとせず、何のためにやるのか、自分で選んだ目標なのかも確認してください。

心身の調子が悪いときも7つを試すべきですか

治療中の方や、日常生活に支障が出るほどつらい方は、この記事より主治医など専門家の方針を優先してください。この内容は、心身がおおむね健康で、さらに目標へ進みたい人を想定しています。

動画で見る

【目標があるのに怠ける人へ】やる気を1年間継続させる7つの方法

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